菅江真澄の道

江戸時代後期の紀行家、菅江真澄が旅したゆかりの地を巡っていく!

菅江真澄ゆかりの地(湯沢②)

天明4年1月4日、菅江真澄は湯沢市柳田から湯沢市町中へ移動し、そこで歌を詠んだ。



たのしさよ千代もかはらずくみかはす湯沢の里の


酒を飲まないならこの湯澤についての歌を詠みなさい。さもないとすぐ飲ませますよ。


現在、湯沢市役所のほぼ向いの力水公園には真澄のこの歌を刻んだ歌碑が建てられている。


湯沢城址の入口付近にある湧水は力水と呼ばれている。



 湯沢城主、佐竹南家の御用水で「からだに力がつく水だ」と特に殿様が愛用されたと言われる。昭和60年3月に、日本の名水百選に選定。



ここで菅江真澄が訪れた「湯澤」の存在を考えれば、こんにちの湯沢市の中心部、つまり湯沢市役所周辺の一帯を指すと考えていいだろう。


参考文献:秋田のかりねを行く
写真提供:つきのわさん