天明4年10月に入り、菅江真澄は矢島街道から立井地、黒沢、明法寺を通り、滝沢川(子吉川)を通って前郷に一泊した。 翌日、朝早く出発したが天気が良い。小菅野の道を通るにあたり集落を遠くに見て和歌を一首詠んだ。 山陰に一すぢ見ゆるかよいぢや 小菅の里の冬かれの 小菅野は標高約400メートルの大地... 続きをみる
2020年5月のブログ記事
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天明4年、菅江真澄は本荘では不運にも火事に遭遇し道を確認しながら不安な思いで旅をしていた。結局、進むことができず本荘の入口付近の宿で一泊した。そして砂子沢を越えて矢島街道に入った菅江真澄は埋田から眺める山々の紅葉を見て宮内を過ぎ、八幡神社の隣を通って旧由利町に入った。南福田をへて立井地集落の鮎川... 続きをみる