菅江真澄の道

江戸時代後期の紀行家、菅江真澄が旅したゆかりの地を巡っていく!

菅江真澄ゆかりの地(小菅の里)

 天明4年10月に入り、菅江真澄は矢島街道から立井地、黒沢、明法寺を通り、滝沢川(子吉川)を通って前郷に一泊した。


 翌日、朝早く出発したが天気が良い。小菅野の道を通るにあたり集落を遠くに見て和歌を一首詠んだ。



 山陰に一すぢ見ゆるかよいぢや 小菅の里の冬かれの



小菅野は標高約400メートルの大地に形成された集落で、この大地に上がると、鳥海山の雄大な姿が眼下に飛び込んでくる。


参考文献:秋田のかりねを行く(秋田県立博物館)